第3ラウンドが終了し、3位で出た岩田寛(39=フリー)が単独首位に立ち、5年ぶりのツアー3勝目に王手をかけた。

2バーディー、2ボギーの70で回り、通算7アンダー、203。前半でボギーが2つ先行したが、後半に取り返した。

気温6度の寒さと雨で、首位で出た小斉平優和、チャン・キム(米国)をはじめ、多くの選手がスコアを落とす中、粘ってイーブンで回りきった。

2位に1打差で通算6アンダーの小斉平、3位に2打差で同5アンダーの谷原秀人、キム、新人初のツアー連勝を狙う金谷拓実がつける展開となった。

昨年優勝し、大会史上6人目の連覇を狙う石川遼は、4バーディー、4ボギーの70で、通算3アンダーをキープして6位に浮上した。第1ラウンドで首位に立った池田勇太は、通算4オーバーで19位となっている。

今大会が年内のツアー最終戦だが、今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で試合数が激減し、今シーズンは来年と統合されるため、賞金王は決まらない。昨年、一昨年と2年連続賞金王の今平周吾は、通算2オーバーで14位となっている。