14日(日本時間15日)に開幕する男子ゴルフの米ツアー、ソニー・オープン(ハワイ州)に出場する金谷拓実(22=東北福祉大)が13日、前日会見に臨み、21年初優勝を誓った。

2年ぶり2度目の同大会出場となる金谷は「前回出場して難しさも知っている。試合になってみないとわからないが、しっかり練習して準備していきたい。どの大会でも優勝を目指してプレーしたい」と意気込んだ。

前回出場時は初の米ツアー参戦で、予選敗退。そこからこの2年の間にプロ転向し、初優勝も飾るなど経験を積み重ねてきた。会見でも自身の成長への手応えを口にし「メジャー大会でも3度プレーしたり、いろんな試合に出ることができた。良いプレーができるんじゃないかなと自分に期待しています」と力を込めた。

21年初戦となる今大会前には、うれしい発表も相次いだ。8日にラルフローレン社のゴルフウエアブランド「ポロゴルフ」および「RLXゴルフ」と日本選手初のアンバサダー契約を結んだことが発表され、12日には日本オリンピック委員会(JOC)認定の強化指定選手入りとピンゴルフジャパンとのクラブ用品契約を結んだことも発表された。

金谷は東京オリンピック(五輪)が今年の大きな目標であることをあらためて口にし「五輪に出るためには1試合1試合が大事。さきほども言いましたが、どの大会でも優勝を目指して頑張りたい」と話した。

ハワイのワイアラエにある大会コースの印象については、風の強さや日本とは違う芝質を攻略ポイントに挙げ「結構ティーショットが難しいコースが多い。丁寧に良いショットが打てればチャンスは増えてくるんじゃないかなと思います」と語った。今大会後は欧州ツアーのドバイ・デザート・クラシック(UAE)など中東開催の2試合へ出場予定。本格的に世界へと羽ばたこうとしている若き新鋭が、まずはハワイの地で2021年の好スタートを狙う。