米ツアー初参戦の木下稜介(29=ハートランド)は、5バーディー、4ボギーの69で回り、通算6アンダー、274とスコアを1つ伸ばしたが、スタート時点より順位を1つ下げて67位に終わった。木下の一問一答は以下の通り。

-最後は3連続バーディーだったが

木下 後半は特に流れが悪くて、ボギーが3つきてしまい、苦しい中だったけど、あきらめてしまえばそこで終わりなので『1打でもいいスコアで上がる』という気持ちでプレーした結果、上がり3ホールでいいプレーができました。

-4日間を振り返って

木下 やっぱり(米)PGAツアーのレベルの高さをすごく感じましたし、足りない部分もいろいろと見えた。その中でもアイアンショットとかは、こっちでもやれるかなという手応えはあった。これから日本に帰ってから、ショートゲームのアプローチ、パターの精度を上げれば、また(米ツアーに)帰ってくることができるんじゃないかなと思います。

-米ツアー再挑戦への思いが強くなったか

木下 はい。壁は非常に高いですけど、越えられないことはないと思うので、もっとレベルアップして、また挑戦したいです。

-同組の選手のプレーの遅さにペースを乱されることはなかったか

木下 遅かったですけど、キャディーと話しながら、あんまり乱されることなくできたかなと思います。

-上がり3ホールは大きかったか

木下 そうですね。今後につながる終わり方ができたと思うけど、ボギーがちょっと今日は多かった。いろいろ課題は残りましたね。

-一番の課題は

木下 やっぱりアプローチ、パター。アイアンはいけると思いましたし、逆に。ショットがついても、パターが入らないとスコアが伸ばせないし、流れもなかなかつかめないんで。その辺のレベルアップはもっと必要かな。グリーンを外したボギーが、今日はすごく多かったので、アプローチももっとレベルアップしないとダメだと思うし。芝がやっぱりちょっと、目が違うので、その辺の対応力もまだまだだなと思いました。

-スコアを伸ばしても、なかなか順位が上がらなかった

木下 そうですね。今日、一緒に回った選手も、途中5アンダーとかでも全然順位が上がっていなかったので。気持ち的にはすごく苦しいですけど、それだけやっぱりレベルが高いし、セッティングもそこまで難しくないので、そういうことになるのかなと思った。

-高い壁

木下 そうですね。日本だとそこまで悪くないかなと思うんですけど、今日は1アンダーですけど、オーバーパーの気分ですね。

-出場権を持っていた全英オープンが昨年中止となり、今年初出場することになるが

木下 そうですね。今年のたぶん7月ぐらいに行けると思うんですけど。それをモチベーションというか、それにピークを合わせてやってきていたので、延びて逆によかったかなと思います。ソニー・オープンも経験できましたし。それはすごくラッキーかなと思いますね。

-今年の目標は全英オープン

木下 はい。全英までにまず国内で優勝して、何とかこっち、米国に来られるチャンスをどこかでつかめるように、もうちょっと頑張りたいですね。