5位で出た渋野日向子(22=サントリー)は、1バーディー、1ボギーの72で回り、通算6アンダー、210で12位へと順位を下げた。通算12アンダーで首位に並ぶ森田遥、西郷真央とは6打差で最終日に臨むことになった。

ホールアウト後は「悔しい場面は多かったけど、よくイーブンで回れたなと思う」と、振り返った。この日の内容は「30、40点ぐらい」と自己評価。特にパッティングに関しては「0点」と、グリーン上で苦しんだ。一方で、唯一のバーディーは、ピンまで12メートルのカラーからパターで決めた。「バーディーを取った感覚がない。突然の出来事。何が何だか…」と、2・5メートル以内のパットを次々と外す中で、1つだけ突出した好パットに、手応えが追いついていない様子だった。

それでも「ティーショットは良かった」と、特にドライバーには「90点」と高い自己採点をつけた。第2日にパー5の全4ホールでバーディーを奪い、好感触をつかんでいたパー5ホールでの第3打についても「合格点」と語った。それだけに、パッティングの絶不調を随所で嘆いていた。