森田遥(24=新英ホールディングス)は、4年ぶりの優勝に1打及ばず2位に終わった。5バーディー、4ボギーの71で回り、通算13アンダー、275。優勝した小祝さくらとは同じ最終組で回り、17番終了時点では並んでいた。だが、最終18番パー5で森田はパーに終わったが、小祝はバーディーを奪い、明暗が分かれた。

17番パー4で、5メートルのバーディーパットを決めて小祝に並んだ。勢いに乗って連続バーディーを狙った18番だったが、3メートルのバーディーパットを決められなかった。ホールアウト後の会見では開口一番「まずは悔しいです」と語った。さらに「18番はバーディーがマストのホールと分かっていたのに、それをクリアできず悔しい」と続けた。

それでも今後に向けて「自信がついた。順位を見て(オフに)やってきたことが間違いなかったなと実感できている」と、手応えを口にした。昨年の終盤に、中学時代から使っていたパターを変更したが「替えてよかった」。わずかに届かなかった通算2勝目を目指し、新たなことにも挑み続けるつもりだ。