先週優勝の女子ゴルフの小祝さくら(22=ニトリ)が11日、「明治安田生命レディース」(3月12日~14日、高知・土佐CC)の前日会見に出席し、コース内の風を攻略しての2週連続制覇へ意欲をみせた。

21年初戦となった先週の「ダイキン・オーキッド・レディース」では最終日に逆転し、自身3度目の優勝を飾った。7日に大会を終えると、会場の沖縄から休む間もなく移動。高知県内へ入ると、そのまま8日から10日まで3度の練習ラウンドをこなし、芝の感覚などを調整した。

会見場では「疲れとかはあまりなくこれた」と元気な様子をみせた。12日の初日は雨予報。それでも「風がなければすごく助かる」と雨粒よりもコース内で吹く風を警戒。「風が舞うホールがたくさんある。今回で(出場が)3回目なんですけど、全然わからないというか難しいので。そこをクリアできればスコアも伸ばせるんじゃないかなと思う。まずは予選を通過して、優勝争いをしたい」と意気込んだ。

先週のダイキンが行われた琉球GCも強い風が特徴のコースだった。今回は優勝した先週のクラブセッティングからウッドを抜き、48度のウエッジを加えた。ウエッジは4本となり、グリーン周りでのバリエーションを強化。「アップダウンのあるコースで、グリーンの傾斜が強い。セカンドショットでいかにあまり難しくないラインにつけられるかが大事。今日、セカンドショットは調子が悪くなかったので、このままいければ」と臨機応変なゴルフで2週連続制覇にも自信をみせた。

先週の大会では優勝の副賞としてヤンマー社製の小型船もゲットした。優勝会見では釣りが趣味だという母ひとみさんへプレゼントする意向を明かしており、「(母親は)すごく喜んでいた。優勝が決まった時も、船をもらえることにガッツポーズしていたらしくて…」と話して笑わせた。