新世紀世代(01年度生まれ)の山下美夢有(19=加賀電子)が第1日からの首位を守り、ツアー史上初となる「10代の4日間大会完全優勝」に王手をかけた。優勝すれば、宮里藍を上回る最年少記録。ツアー初優勝が4日間大会なのは日本選手で3人目となる。

単独首位スタートのこの日は3バーディー、3ボギーのパープレーで通算9アンダー。高橋彩華に並ばれたが、粘り強いプレーでトップをキープした。

山下は「今日はショットがブレていて、アプローチも寄せきれない場面があったんですが、何とか耐えられたかなと思います」。宮里の記録を抜く可能性を問われると「すごくいいチャンス。最終日最終組で回れるのはうれしいですし、落ち着いてしっかりプレーに集中したい」。身長150センチの19歳は声を弾ませた。