日本人初のメジャー優勝へ、2位と4打差の最終組首位で出た松山英樹(29=LEXUS)は、前半9ホールを3バーディー、1ボギーの34で回り、通算13アンダーと1つ伸ばして後半に突入した。通算8アンダーで2位のウィル・ザラトリスに5打差、同組で回る同6アンダーで3位のザンダー・シャウフェレ(ともに米国)らとは7打差で首位を守っている。

出だしの1番パー4で、ティーショットを右サイドの林に入れた。10メートルのパーパットをわずかに決めきれず、ボギー発進となった。だが続く2番パー5でバウンスバック。バンカーからの第3打を1メートルに寄せ、最初のバーディーを奪った。5番パー4で、5メートルのパーパットを決めてピンチをしのぐと、8番パー5で2つ目のバーディー。グリーンからこぼれた第3打のアプローチを、1メートルに寄せて奪った。さらに9番パー4も、残り90ヤード余りからの第2打を1メートルにつけ、連続バーディー。勢いに乗って「サンデーバックナイン」に入った。