ゴルフの米男子ツアー、マスターズで松山英樹(29=LEXUS)が日本人初のメジャー制覇を成し遂げ、静岡県内でも歓喜の声が上がった。

御殿場市の太平洋クラブ御殿場コースでは12日朝、クラブハウスにいた約100人の利用客がマスターズをテレビ観戦。松山の優勝が決まると、拍手がわき起こった。午前3時から生中継を見続けた小林泰隆支配人(53)は「感動しました。自分に厳しく妥協しない選手で、いつかチャンスが巡ってくると思っていました」と話した。

御殿場コースでは毎年秋、国内男子ツアーの三井住友VISA太平洋マスターズを開催している。松山は2011年と16年に優勝。16年には、今も破られていない通算23アンダーの265で回った。これが改修工事のきっかけになり、18年秋に世界レベルの難しいコースに変わった。松山が自身初のコース監修を務めていた。小林氏は「個人的には、今秋の太平洋マスターズに松山さんが凱旋(がいせん)出場してほしいですね」と希望した。【倉橋徹也】