国内女子ツアーの21年第7戦KKT杯バンテリンレディースが16日、熊本空港CC(6501ヤード、パー72)で開幕する。

同ツアー史上で全美貞、鈴木愛に次ぐ3人目の3週連続優勝がかかる稲見萌寧(21=都築電気)は15日、イン9ホールの練習ラウンドを行った。

前週の富士フイルム・スタジオアリス女子オープンで2週連続優勝。「今まで経験がない」とこぼした疲労は「全体的なもの(だるさ)や精神的な感じで、まだそこまでとれてない。今週は“欠場かな”とも思ったけど、1日たってとりあえず、となりました」と苦笑いした。そんな状態でも優勝翌日にトレーニング、練習を行ったという。

今大会は19年に1度出場して、予選落ち。開催コースは「全然得意じゃないです。今年は距離がかなり伸びたホールもあるし、何よりグリーンが硬く、速いイメージが強い。傾斜も厳しいです」と苦手意識が強い。ネガティブな要素は多い。ただ、3週連続Vへの意識を問われて「2週連続でも大変なこと。やってみないとわからないけど(出る試合は)ずっと上位でいたいので。最後になってチャンスがあれば…」。自他共に認める負けず嫌いの性格をちらつかせた。