永久シード選手の片山晋呉(48=イーグルポイントGC)とツアー通算12勝の宮本勝昌(48=ハートンホテル)の“日大OBコンビ”が通算7アンダー、暫定首位タイで最終日を迎える。

2人は予選2ラウンドを同組で回り、この日は片山が5バーディー、ボギーなしの65。強弱、方向が難しい風が吹いた和合コースに「難しかったですよ。でも、僕は何十回もここを回ってる。その経験が生きた」と胸を張った。一方の宮本は1イーグル、7バーディー、3ボギーで64。「100点満点です。これだけパットが入ってくれたらね」。2番パー5のイーグルは、残り250ヤードの第2打をピン1メートルにつけた。「すごいでしょ?」と衰えないショット力にニンマリだ。

学生時代は横尾要を含め「日大3羽がらす」と呼ばれた。片山とともにトップで迎える最終日を、宮本は「要(かなめ)もいればよかったけど。うれしい。幸せです」と話した。片山は「宮本とバチバチの感じはない。互いに盛り上がってやれる。50前に2人で和合で優勝争いなんて、幸せですよ」と上機嫌だった。