国内女子ゴルフツアーの21年第11戦ほけんの窓口レディース(14-16日、福岡CC和白C)から、ノーシード選手の出場優先順位が変更される。前週のサロンパスカップまでは19年最終QTランクだったが、第1回リランキング(同シーズンのツアー獲得賞金による並び替え)の順位が適用される。

12日時点で出場権は40位まで繰り下がった。笹生優花、西村優菜、渡辺彩香、山下美夢有のノーシード優勝者をのぞき「最終QT失敗→リランク成功」による出場は12人だ。

出世頭は田辺ひかり(最終QT46位→リランク5位)。他に野沢真央(52位→15位)山路晶(107位→23位)植竹希望(48位→24位)鶴岡果恋(42位→16位)高木優奈(43位→19位)宮田成華(185位→31位)林菜乃子(101位→32位)新海美優(45位→33位)菅沼菜々(65位→34位)大出瑞月(81位→35位)。そして、復活気配が漂う堀琴音(164位→37位)。

今後ほぼフル参戦可能な順位は30位前半までとみられるが、今が“圏内”の選手も7試合後のアース・モンダミンカップ(6月24-27日)終了時に第2回リランキングがあるため、安穏とはできない。ツアー出場優先順位の争いは、優勝争いなど華やか舞台の裏で熾烈(しれつ)を極めている。