53位で出た小平智(31=Admiral)は、1イーグル、5バーディー、1ボギーの66と好スコアで回り、通算12アンダー、204で25位につけた。首位とは8打差。上位陣がスタート前だったが、ホールアウト時点では7位につけていた。

前半は3番パー4でボギーが先行したが、5番パー5でバーディーを取り返すと、6番パー4は残り30メートルから第2打のアプローチを直接決めてイーグルを奪った。2つ伸ばして折り返すと、後半は14番から3連続バーディーを奪うなど、ボギーなしで4つ伸ばした。15番パー3では、12メートル近くもある長いバーディーパットを決めるなど、パットは好調をキープ。さらに「後半から56度(のウエッジ)でアプローチするようにしたら、寄るようになった。そこが伸びた要因」と分析。グリーン周りがさえた。

前週のウェルズ・ファーゴ選手権では、最終日を5位から出るなど優勝争いに加わり、今季最高の11位だった。前週に引き続き、トップ10入りを狙える位置から、最終日を迎えることになるが「今日みたいなゴルフができれば、上に行けると思うので、落ち着いてリズム良く回りたい」と、自らに言い聞かせるように話していた。