ミレニアム世代の古江彩佳(20=富士通)は3位だった。首位稲見と8打差8位から出て、5バーディー、ボギーなしの67。通算8アンダーでフィニッシュした。稲見が独走したため、優勝争いには絡めなかったが「今週はずっとショットが良かった。パットも昨日より、今日の方が打ち切れることが多かったです」と満足そうだ。

東京五輪代表争いで見れば、今大会前は世界ランク25位。12位畑岡に次ぎ、26位渋野、31位稲見を抑えて2番手につけていた。しかし、今大会が3位にもかかわらず、優勝の稲見に“逆転”されて“圏外”の3番手以下に落ちる。代表決定は6月27日で決まるため、勝負は残り5戦。「五輪のことを考えたら、1勝だけでもできたらいいですね」。次戦は27日開幕のリゾートトラスト・レディース。21歳の誕生日の第1日から再スタートを切る。【加藤裕一】