女子ゴルフの7日付最新世界ランキングが発表され、渋野日向子(22=サントリー)の東京オリンピック(五輪)出場が、いよいよ厳しくなった。

前週から2ランク下げて32位に後退。日本女子では9位の笹生優花がトップだが、母の母国フィリピン代表として五輪出場の意向。日本代表としては、3つ上げ10位となった畑岡奈紗の代表入りが確実で、各国2人出場枠で、渋野は残る1枠を争う26位の稲見萌寧、28位の古江彩佳に後れを取る4番手に位置している。

東京五輪代表は今月28日付の世界ランキングに基づく、五輪ランキングで出場60人が決まる。残る3週で渋野が出場するのはメジャーの全米女子プロ選手権のみ。この間の稲見、古江の成績にも左右されるため、概算ではあるが、渋野はラストチャンスで自力なら2位、他力で3位以上が求められる状況に追い込まれたと考えていい。もちろん、大逆転の可能性も秘めてはいるが、1発勝負にかける形になる。