全米オープン開幕前日の16日(日本時間17日)、今年のマスターズ王者松山英樹(29=LEXUS)が、会場の米カリフォルニア州トーリーパインズGCで会見した。会見の一問一答は以下の通り。
-コースコンディションの印象は
松山 コースコンディションは、毎年1月(同じトーリーパインズGCで行われるファーマーズ・インシュアランス・オープン)にやっている時に比べたら、芝質が違うなという印象と、グリーンが少し硬くなっているので、とてもタフな戦いになるんじゃないかなと思っています。
-メジャー王者となって自信を持って臨めそうか
松山 いいプレーができればチャンスがあると思いますし、3日目が終わって、チャンスがある位置で終われるように頑張りたいなと思います。
-やはりラフは厳しいか。特にグリーン周りは
松山 そうですね。今まで、毎年1月にプレーしているのとは、わけが違うと思うので、本当に警戒して打たなければいけないところが多いかなと思います。
-時折、ショットの後に満足していないようなしぐさを見せても、結果的に良いショットのことがあるが
松山 それが多くなればなるほど、自分の状態が上がってきていると思うし、しっかりとコンタクトできていないというところで、ああいうリアクションになると思うので、あまり気にしないでください。
-普通の試合と全米オープンの違いは
松山 やっぱり、一打一打がすごく大事になる。一打、ティーショットをミスすれば、その後は頑張ってフェアウエーに出したり、ボギー以上にならないように攻めるのが、すごく大事になってくる戦いだと思う。そこをしっかりと冷静に判断できるようにしたい。
-米国でのNBAのマイケル・ジョーダン氏のように、マスターズ優勝で日本でもすごいヒーローになったのでは
松山 (自分のことは)そんなすごいプレーヤーだと思っていないです。これから先、もっともっと頑張って、もっといいプレーヤーになって、優勝もたくさんしたいですし、それができるように頑張りたいなという気持ちしかないです。
-メジャー王者になったことで、日本でのプレーなど、さまざまなオファーがあったと思うが、以前とは違うか
松山 そうですね。今までとは違いますけど、それはうれしい誤算だと思うので、しっかりと、この試合もそうですけど、毎試合毎試合頑張っていって、もっとそういうことが増えるように頑張りたいなと思っています。