東京オリンピック(五輪)の出場権争いで当選ラインの日本人2番手にいる稲見萌寧(21=都築電気)は、3バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの73で回り、1オーバーとして終了時点で77位と出遅れた。

前半はチャンスにつけるもバーディーパットがなかなか決まらず、8番パー5でようやくバーディー。35で折り返すと、後半10番でバーディーを奪ったが、11番パー4でバンカーにつかまり4オン2パットのダブルボギー。そこからリズムが崩れ、急に振り出した強い雨もあり、スコアを落とした。最終18番パー5では意地のバーディーを奪い第2日へつなげた。それでも五輪出場権争いのかかる大きな大会で、有利な状況にいるとはいえ厳しいスタートとなった。

「18番は最後に少しでも戻さないといけないと思っていたから。後半なかなかチャンスがない中で、1打は本当に大きいと思うので」と最終18番のバーディーを評価。終了時点で77位と出遅れたことには「結構打っていたからしょうがない。明日から頑張ろうと思います」と気持ちを切りかえていた。