首位で出た世界ランキング3位のネリー・コルダ(22=米国)が、2イーグル、2バーディー、1ダブルボギーの68と4つ伸ばして回り、通算19アンダー、269でメジャー初優勝を飾った。

前週のメイヤー・クラシックに続く2週連続優勝で、米ツアー通算6勝目。首位で並んで同組でスタートしたリゼット・サラス(米国)を、3打差の2位に退けた。ウイニングパットを決めると、両手を突き上げて喜んだ。

「とにかく先週も今週も、本当にいいプレーができた。先週の優勝の勢いを、そのまま今週に持ち込めたような気がする。記憶にないぐらいうれしい。とにかくずっと努力してきた。言葉にならないほどうれしい」と、声を弾ませた。

3番パー4で、バンカーからの第2打を2・5メートルに寄せてバーディーを奪い、単独首位に立った。5番パー5では、第2打を30センチにピタリとつけてイーグル。12番パー5でも、第2打を1・5メートルにつけて再びイーグルを奪って後続を突き放した。優勝後には同じく米ツアー通算6勝でメジャーは未勝利、今大会は15位の姉ジェシカらに祝福された。

父ペトルさんは、テニスの全豪オープンで98年に優勝し、母レジナ・コルドバさんも元テニス選手で、弟のセバスチャンは現役プロテニス選手というアスリート一家に、新たな勲章が加わった。