女子ゴルフの今季メジャー最終戦、AIG全英女子オープンは19日(日本時間同日午後)から英カーヌスティGLで開幕する。2週前の東京五輪9位の畑岡奈紗(22=アビームコンサルティング)が18日にオンライン会見に応じ、16年のプロ転向時に掲げた「5年以内でのメジャー優勝」のラストチャンスに懸ける決意を口にした。日本勢は畑岡のほか、19年大会覇者の渋野日向子ら7人が出場する。
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ブレない思いを貫き、畑岡が今年最後のメジャーに臨む。会見場にはリラックスした表情で姿を見せ「体調もすごくよくて、ゴルフの調子も少しずつ上がってきたかなと思います」と語った。16年のプロ転向時に掲げた目標のひとつが「5年以内でのメジャー優勝」。惜しいチャンスがありながらもとり切れなかった5年間の思いも込め「今大会が最後のチャンスなので頑張りたい」と意気込んだ。
悔しさも力に変えている。16年10月10日の体育の日。まだ高校3年生だった畑岡は会見を開き、日本女子ツアー史上最年少となる17歳271日でのプロ転向を表明した。その時に宣言した目標は3つあった。
<1>2年以内の米ツアー優勝
<2>東京五輪金メダル
<3>5年以内のメジャー優勝
ひとつ目は18年に2勝をあげて達成。しかしメジャーでは同年のKPMG全米女子プロ選手権、今年の全米女子オープンと2度プレーオフの末に敗れて2位となるなど、あと1歩まで迫りながら勝ちきれない時を過ごした。東京五輪でも最終日まで優勝を争いながら9位。会見では「目標を達成できなかったことは悔しい。終わったあとももっとできることがあったんじゃないかなと思う」と漏らした。それでも「終わってしまったことはしょうがない」と切り替え、最後の目標の達成に気持ちを向けた。
五輪後は日本にとどまり、茨城県内の実家で1週間を過ごした。「うなぎをテークアウトして食べたり、実家の犬たちと遊びながらゆっくり過ごしました」とリフレッシュし、15日に英国入り。五輪最終日に腰痛で離脱したエースキャディーのグレッグ氏も復帰しており「今は万全の状態ということなので、4日間2人で頑張りたい」と話した。 5年前の会見時に色紙に書いた言葉は「初志貫徹」。4度目の挑戦となる全英で、5年間の思いを決着させる。【松尾幸之介】

