渋野日向子(22=サントリー)は4バーディー、4ボギーの72で回り、イーブンパーでホールアウトした。4アンダーでラウンドしている首位の浜田茉優とは、ホールアウト時点で4打差。ともに同組で回った、3アンダーで2位の全美貞(韓国)、西郷真央らとは3打差で、22位につけている。

ホールアウト後の渋野の一問一答は以下の通り。

-第1ラウンドを振り返って

渋野 前半は長いのが1個入ってくれたり、寄ったのが入ったりで、何とかアンダーで回ることができたんですけど、後半は縦距離も合わなくなって、パッティングの距離感も怪しくなっていた。そこに関しては調整不足、準備不足。チャンスになかなかつけられなくて、パーを取るのに必死という感じだった。その他にフェアウエーから外してしまうミスだったり、ラフに行って縦距離は何とか合わせてもパッティングでミスしてしまったりというので落としてしまったのが残念。(最終9番の)取りたいパー5で、3打目の微妙な距離ではあったんですけど、しっかりと寄せてバーディーを取れたので締めはよかった。

-AIG全英女子オープンから帰国後、新型コロナウイルス感染症対策で2週間の自主隔離明けとしては

渋野 落ち着いてできていたと思うし、連続ボギーをしないようにも気を付けていた。たくさんボギーを打ちましたが、その中でもイーブンで回れたのは、まだよかったかなと思います。

-この後の練習は

渋野 パッティングの距離感がちょっとずつ合っていないので、そこをもうちょっと練習したいのと、あとはショットももう少し安定させたいので、スイングも確認しようと思っています。

-同組の全美貞と西郷真央が、ともに3アンダー。ホールアウト時点で2位だが

渋野 あまり意識はしていないけど、2人とも本当にパッティングも上手ですし、アプローチも寄せてパーを取るというところで、すごく差を感じました。まだまだ自分も、伸びしろがたくさんあるなということも発見できたので、差はついてしまいましたけど、今日回っていても、いろいろと勉強できました。

-久しぶりの試合だったが感触は

渋野 久しぶりの国内ツアーでもあったので、欲深くいかないように考えて、冷静に、リスクの少ないショットを打つというのを第一に考えてやっていた感じです。

-ショットやパットの感触は

渋野 ショットも、ラフに回数も多かったけど、そんなにメチャクチャ曲げてというわけでもないですし、セカンドショットでミスしてしまうところは何個かありましたけど、自分でもそのミスが、どうしてこうなったか分かるからこそ、ミスに対してもネガティブに思っていない。パッティングも何個かミスヒットはしましたけど、だいたい距離感が合ってなくて抜けてしまうという感じだったので、ラインの読みとかもそんなに悪くはないかなと感じています。

-実家で父親が作った鳥かごのような練習場から放たれて

渋野 無観客だったので静かではありましたけど、すごく楽しんでできたかなと思う。自由だなと思いました(笑い)。

-ファンにこういうプレーを見せたい、見てもらいたいところは

渋野 どうなんだろう。まあ、見ないでほしいですね(笑い)。今日よりも悪くならないようにしたい。