17年9月に現役を引退し今冬に第1子を出産予定の宮里藍さん(36)が21日、19、20日と佐賀・若木GCで開催したジュニアゴルフ育成の「宮里藍インビテーショナル」を終えリモート会見を行った。

大会は19年に続く2度目の開催。昨年はコロナ禍でリモート開催となった。中学、高校の女子29人が参加し、2日間に渡り競技を行い、合間にレッスンや宮里さんによる講義も行われた。

大会前は、ぽっこりふくらんだおなかで会場を視察、大会中はレッスンに2度の講義と精力的に動きまわった。大会を終えた宮里さんは「コロナ禍の中で選手たちが試合をこなす環境がすごく少なかった。リアルイベントでしか感じられないものもあるので、リアルイベントが開催できてすごく良かった」と話していた。

また、講義を通じてジュニア選手たちの悩みを多く聞いたと言う。「選手たちは向上心が強い上に、反省点を挙げていくことに焦点を当てていたが、長く続けていくために長所をポジティブに伸ばしていかないといけない」と、あえて自分の良かった点を3つ挙げさせるなどして、考え方の転換を示すなど、元世界ランク1位の思考法も伝授した。