世界アマチュアランク1位中島啓太(21=日体大3年)が首位と4打差8位で決勝ラウンドに進出した。

4打差24位から出て68をマークし、通算7アンダー。前半16番パー5で第2打がカート道を転がり、建物裏に止まるアンラッキーからダブルボギーをたたいたものの、7バーディーを量産してスコアを伸ばした。

「調子はそんなに悪くないんですが、スライスラインのバーディーパットが1つも入ってません」と予選ラウンドを振り返る。

この日は午後組で午前中にコース近くのジムでトレーニング。日体大の1年先輩、河本力が序盤に2つスコアを伸ばしたのをネットで確認。「力さんが伸ばしてるのを見て、午後からスタートなのに、ちょっと力が入りすぎました」とオーバーワーク気味のアップを苦笑いで反省した。

開催コースの城陽CCは戦略性が高く、第1打のレイアップなどで慎重にマネジメントする選手が多い。しかし、中島は敢えてパー3を除く14ホールでドライバーを握る。重圧のかかった場面に耐えるドライバーショットを身につけるのが狙いだ。「大変な風が吹いたりしない限り、ドライバーで行きます。自分に向き合うことに集中していきたい」。優勝争いとなる残り2日も、自分のスタイルを崩さず戦っていく。