首位から出た勝みなみ(23=明治安田生命)が6バーディー、1ボギーの66と伸ばし、通算14アンダー、270で悲願の国内メジャー初制覇を果たした。今季2勝目で自身通算6勝目。宮里藍、諸見里しのぶしか成し遂げていなかった日本ジュニア、日本女子アマ、日本女子オープンローアマに続く史上3人目の4冠も達成。賞金3000万円と国内ツアーの3年シード権も獲得し、目標とする米ツアー挑戦に弾みをつけた。

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まさに「勝」を引き寄せるラッキーアイテムだったかもしれない。勝は8月のNEC軽井沢72の最終日から自身の名字をかたどったボールマーカーを使っている。プロキャディーの串田雅実氏からもらったもので、看板などを取り扱う協同工芸社(千葉県千葉市)が製造する「idea maker」。キャディーや女子プロらの間で「グリーンのどこからでも見られる」と流行している代物だ。勝も3日目はオレンジ、最終日はピンクなど同デザインの色違いを5つ所持しており「服装によって選ぶのが楽しい。今回もめっちゃ見やすかった」と笑顔で語っていた。

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