前週大会で予選落ちした渋野日向子(22=サントリー)が首位に1打差の3位と好発進した。6バーディー、3ボギーの69。前半は強風に苦しめられたが、最終18番はバーディー締め。気持ち良く第2ラウンドに臨む。ペ・ソンウと申ジエ(ともに韓国)が68で首位に立った。

   ◇   ◇   ◇

渋野は好スタートを切った。勝、西郷と同組で、1番パー5、2番パー4と連続バーディー。ただ、5番パー4でバンカーから寄せきれずボギーとすると、6番パー4も連続ボギー。前半は4バーディー、3ボギー。出入りの激しいゴルフとなった。しかし、後半に2つのバーディーを奪ってスコアを伸ばし、第1日を終えた。渋野は「全体的にみたら、すごく安定していた」と満足げに振り返った。

前半は一時風速9・4メートルという強風に苦しめられた。「風に負けて外れてしまうことがあったが、後半は12番以外、ほぼほぼ、何とか耐えたかなと。距離感がこういう風の中でも、合っていた」。5、6番の連続ボギーについても「どれだけ自分を冷静に抑えて、次に切り替えていけるかを考えてやっている。コントロールはできていたと思います」。集中力は途切れなかった。

最終18番は西郷、勝と3人でバーディー締め。「1番と18番のパー5でちゃんとバーディーが取れたので、いい上がり方だったと思う。明日につながります」と言った。約2年ぶりの復活優勝となった今月上旬のスタンレー・レディース以来3戦ぶりVに向け、まずは好スタートを切った。

【近藤由美子】

<首位に立ったペはノーボギー>風が強くていろいろ心配がありましたが、2番からショットが良くて、3番からバーディーが取れるようになり、楽にプレーができるようになった。

<3週連続優勝を目指し、首位に3打差で5位発進の古江>本当に難しいコース。スコアより自分に集中して1打1打頑張っていけたら。

<首位に3打差5位の原>脳みそがもうちょっと元気になれば、ガンガンいけるんじゃないかと思っています。ホント脳みそがダメなので(笑い)。だから最近はイメージトレーニングをよくしています。