渋野日向子(22=サントリー)が、劇的な逆転で今季2勝目、日米通算7勝目を挙げた。
首位から出た正規の18ホールを5バーディー、3ボギーの70で回り、通算9アンダー、207でホールアウト。同じく首位から出たペ・ソンウ(韓国)と並び、プレーオフに突入した。そのプレーオフ1ホール目でイーグルを奪って快勝した。優勝会見の主な一問一答は以下の通り。
-戦いを振り返って
渋野 プレーオフまで進めるとは思っていなかったんですけど、そこでチャンスをしっかり生かすことができて、こうして優勝できて良かったです。
-イーグルにつながったプレーオフ18番の第2打について
渋野 個人的にはバンカーに入ったかなと思ったんですけど、落ち際でバンカーを避けてると思って、クッションしてそこからは見えなかったのですが、ギャラリーさんの声で乗ったんだなと思いました。
-イーグルを奪った時の気持ち
渋野 上りだったので打ち切るしかないと思ったので、緊張しましたが、ど真ん中から入ってくれてよかったです。
-今のゴルフの調子は
渋野 悪くはないですけど、ショットで右へのミスが多くて。外れるまでではないんですけど、やっぱりこの緊張感のある中で、昨日と一昨日に比べたら緊張感でミスしてしまう、思うようにいかないことは多かったです。それよりもパッティングで外しちゃいけない距離を外していて、その方がメンタル的にはきました。
-今日はお母様が来ていた。優勝後の会話は
渋野 まだしていないですね。さっき遠目で見たので、わーいって言ったぐらいです。2年前のアネッサ(資生堂レディース)で母の前で初めて優勝することができて、今回で2回目。久しぶりに来て見てもらえてうれしいですし、その時もプレーオフでしたが、今回はまた違う勝ち方だったし、あの時とまた違う自分を見てもらえたかなと思います。全部やり切った感はないので、またそういう姿を見てもらえるように頑張りたいなと思いますし、母の前で優勝できて、恩返しになったかなと思いますし、まだまだ足りないかなと思います。
-ファンについて
渋野 今回もかなりたくさんのギャラリーの方がついて見てくれていました。パターを外したらため息も聞こえるし、バーディーを入れたらナイスバーディーって聞こえるし、やっぱり見てもらえている中でやるのがすごく楽しいかなと思います。緊張しちゃいますけど、見えない力があるのかなと思います。