賞金ランク3位の小祝さくら(23=ニトリ)が単独首位を死守した。前半は2ボギーで一時は首位陥落も、バックナインで5バーディー、ノーボギー。69で回り、通算10アンダー、134で2日連続単独首位をキープした。

「前半の9番を終わって2オーバーで、結構厳しいゴルフになるかなと思い、後半から3バーディーを取らないといけないなという気持ちでいった」と、自分を奮い立たせた。すると10番パー4でこの日最初のバーディー。さらに12番パー3では、グリーン右のバンカーから約25メートルを直接決めて2個目のバーディー。「バンカーから入ったところで、いい流れをつくれた」とさらに3つのバーディーを取って、再び単独首位に返り咲いた。

前日は、ティーショットの際にティーの高さを指1本分低くして、ドライバーが安定した。しかし、この日はティーの高さを調節する段階でショットが不安定に。「低くし過ぎたり、高すぎたり、まだ分からない感じです」と明かした。それでも、気持ちを切らすことなく、最終18番でもバーディーを奪うなど戦い抜いた。

賞金女王を争うトップの稲見は、6アンダーで5位。同2位の古江は1打差の2位と激しい戦いが続く。「2人とも本当にずっと優勝争いしているイメージ。しっかり自分も負けないように頑張りたい」と強い決意を口にした。