今季2位7度で賞金ランク4位という“最強の未勝利プロ”西郷真央(20=大東建託)が、会心のイーグル奪取でまたも初優勝のチャンスを作り出した。

11番パー5(535ヤード)で、残り237ヤードの第2打を3番ウッドでピン手前14メートルにつけ、ロングパットを決めた。「10番で、同じぐらいの距離から打ってあと1転がりだった。いいイメージで打てた」。上りで最後にフックするラインをジャストイン。「めったに入らない距離。自分でもビックリしました」と入った瞬間、笑顔で万歳、ギャラリーの大拍手にこたえた。

この日は67で4つスコアを伸ばして、通算10アンダー。首位と4打差5位で最終日へ。「やるべきことに集中して、バーディーを積み重ねたい」と話した。