米ツアー最終予選会(Qシリーズ)出場前の“国内最終戦”となる渋野日向子(23=サントリー)は5バーディー、2ボギーの68で回り、通算9アンダー、275で12位だった。

終了後会見での主な一問一答は以下の通り。

-この日の試合を振り返ってください

「内容的にはすごく途中まで安定していた。パッティングでミスしてしまったので、3アンダーで上がれたが、個人的にはくやしいです」

-知り合いのお子さんや両親も来ていました

「ちっちゃい子は地元の子、私がジュニアの時に行っていたスクールの子です。小学生とか、ゴルフをしている子ばかり。めちゃくちゃありがたかったし、誰よりも声を出して応援してくれて、すごくうれしかった」

-そんな中で、1番はボギー発進。18番はバーディー締めでした

「チビッ子たちが早起きしてきてくれたので、いいとこ見せたいな、との欲があったが、格好悪いところを見せてしまって恥ずかしい…。最後まで、ボギーでも『頑張れ』と言ってくれたり、ちょこちょこ後ろを歩いてきてくれた。17番ホールも取り切れず、18番でチャンスについた時点で決めないといけないと『全集中』してました。子供たちはすごいかわいくて。走り回っていたりして『気をつけて』『走らんようにね』って。幼稚園、保育園の先生の気分で新鮮でした」

-国内最終戦でした。この1年半の今シーズンはいかがでしたか

「この1年半でゴルフの内容がらっと変わった。気持ちの持ちようもすごく変わりました。ちょっとずつ、大人のゴルフをできるようになってきたかな。要所要所では悔いが残る1年半。まだまだのびしろたくさんあるな、と思えるシーズンだったかなと思います」

-今の自分に持っているものがある、と自信を持っていえるものは

「ゴルフを理解したいという気持ちですね。そこです。イケイケゴーゴーだったけど、バカなりにいろいろ考えながら、やっている感じです。マネジメントを考えながらですかね」

-スイング改造の完成度は

「日に日に変わるし、完成度や再現性は半分以下だと思う。まだまだこれから。のびしろはあります」

-米ツアー予選会を控えた心境は

「今は日に日に近づいているので緊張感は前よりも増してますけど、約2週間後なので、まだそんなに実感もない。米国に行ってみないと、という感じかな。来年、米国でできるように頑張りたいです」

-米国出発前まではどう過ごす

「実家にずっといて、準備だったり、実家のとりかごで練習。コース練習は行けないかなと思います」

-米ツアー最終予選会(QT)は集大成かスタート地点、どちらでしょうか

「集大成の感覚はないですし、そこがスタート地点だと思っている。生きている中での1つの出来事とやりたいんですけど、そういう気持ちになれないくらいの緊張感はあると思う。そう思いたいという感じですね」

-以前、米下部ツアーでも来季やりたいとおっしゃっていました

「いろいろ考えて、QTの結果で話し合ったり、家族やマネジャーさんと決めていけたらと思います」