8年ぶりの国内ツアー復帰を表明した横峯さくら(35=エプソン)が、5バーディー、1ボギーの68で回り、4アンダーで首位に2打差の5位と好発進した。 3番から3連続を含む5バーディー、1ボギー。初めてのQTでも実力を見せつけ好位置につけた。「16番まではすごくいいプレーができた。今日はアンダーで回れるようにと思ってやったが、いいスタートが切れたかな」と笑顔で話した。

国内ツアーで23勝を挙げ、15年から米ツアーに参戦。日本に戻り2月に長男を出産。5月のリゾートトラスト・レディースで国内ツアーに復帰。大会終了後に夫と相談し日本ツアー復帰を決断した。「(あと7勝と迫った)永久シードを取って、1日でも長くゴルフをしたい」と話す。

QTの第1ステージを終え、今大会はコースの近くに一軒家を借り、もうすぐ10カ月になる長男の面倒は母親にみてもらっているという。「試合が終わって子どもの顔を見ると、本当に癒やされる。家に置いて夫の母に見てもらうことも考えたが、私たち夫婦は息子とスキンシップを取りたい気持ちが強い」と、子どもの存在がキャディーを務める夫とともに、試合へのモチベーションとなっている。

トレーニングによって、産後から4~5キロは絞ってきた。明日以降へ向けて「風が強い予報で、今日は少し伸ばすことができたので、明日は耐える1日になると思う。グリーンを外れたときに耐えるゴルフがしたい」と冷静に話した。まずはファイナルQTで上位に入り、来季のツアー出場権獲得を目指す。