日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の新人セミナー最終日が16日、オンラインで行われた。セミナーは13日から4日間、連日行われ、20年デビューの笹生優花や西村優菜ら92期生から、今年11月の最終プロテストで合格した現在の高校3年生を含む94期生までの3期にわたるツアープロやティーチングプロ約70人が受講した。社会人としての心得、栄養面、税金に関することなど、さまざまな内容の講義を連日8時間ほど受けた。

6月の全米女子オープンを制し、現在は米ツアーを主戦場とする笹生は「自分はマナー、ドーピング、税金について主に学びたかった。でも、それ以外でも学ぶところがいろいろとあって、ためになった。前回受けたのが2019。2回しか受けられないのが残念」と、有意義だったと感想を語った。

プレー面では「1番大事なのはメジャー。メジャーは全部出たい」と、力強く話した。日本勢初となる、メジャー2勝目への意欲をにじませた。また、今月の最終予選会で、渋野日向子と古江彩佳の日本人2人が、来季の出場資格を得たことについては「渋野さんも古江さんも努力している選手。日本人だけではなく、努力した選手が上に行って戦うことは普通のこと」と、当然のこととして受け止めていた。