2022年の米男子ツアー初戦で、松山英樹(29=LEXUS)が優勝争いに加わる5位に浮上した。

13位から出て1イーグル、7バーディー、1ボギーの65と8つ伸ばして回り、通算12アンダー、134。17アンダーで首位のキャメロン・スミス(オーストラリア)とは5打差だが、14アンダーで2位のジョン・ラーム(スペイン)、ダニエル・バーガー(米国)の2人とは2打差、13アンダーのパトリック・カントレー(米国)とは1打差の好位置につけ、前半2日間を終えた。

3番パー4で、第2打を1メートル足らずにつけて最初のバーディーを奪った。5番パー5では、第2打を2メートルにつけて今年最初のイーグルを奪った。さらに1つ伸ばし、首位に立って折り返すと、後半は13番から4連続バーディー。ともにパー4の第2打を、13番は10センチ、14番は70センチにつけて伸ばした。16番パー4は、6メートルを超える長いパットを沈めるなど、ショット、パットともにさえた。

ホールアウト後は「前半で4ついけた(伸ばした)ので、後半は少しでも伸ばして貯金ができるようにと思ってやっていたんですけど、いいプレーができたかなと思います」と、納得の表情で振り返った。特にこの日、最後のバーディーとなった16番のパットは「構えた瞬間『入りそうだな』と思った」という。日本開催で優勝した、昨年10月のZOZOチャンピオンシップ以来、約2カ月半ぶりの試合出場ながら、すでに実戦感覚を取り戻した様子だ。今大会は昨年のツアー優勝者ら38人が出場し、第3ラウンド以降も予選落ちなしで争われる。