金谷拓実(23=Yogibo)は、6バーディー、2ボギーの4アンダー、66で24位につけた。9アンダーの61で首位のケビン・ナ(米国)とは5打差となっている。

インコースからスタートした金谷は前後半ともに、3バーディー、1ボギーで2つ伸ばした。前半は12番パー4でボギーが先行した。だが15番パー4で4・5メートルのパットを沈め、最初のバーディーを奪うと反撃開始。17番パー3はティーショットを2メートル、18番パー5は第3打を2・5メートルにつけて伸ばした。勢いに乗って後半出だしの1番パー4は、第2打を3メートル足らずにつけて3連続バーディーとした。

パーオン率こそ61・11%にとどまったが、随所でショット、パットがさえ、その後も1つ伸ばした。常々「苦手」と話す第1ラウンドを、東北福祉大の先輩でもある松山と並ぶ好スコアでスタートした。

ホールアウト後は「いいスタートが切れた。今日のプレーはすごいよかったかなと思う。いいバーディーパットも、パーパットも決めることができたので、明日(第2ラウンド)以降もしっかり、このリズムでいけたらいいなと思う」と、手応えを口にした。続けて「やっぱりちょっとアイアンショットだったり、そういうのが少し乱れる時があったので、そういうのを直していければ」と、課題も挙げた。

昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、無観客で開催された。1年前との違いを問われ「去年は無観客試合だったので、少しさみしい思いをしたんですけど、今年はたくさんファンの方が入って、日本人の方も多くいらっしゃるので、その中で残り、いいプレーをしていきたい」と、応援を力に変える決意を語っていた。