昨年9月に開幕した今季の米国男子ゴルフツアーで、現在ポイントランキング1位の松山英樹（29＝LEXUS）が、初の出場2試合連続優勝に挑む。

今季2勝目を挙げたソニー・オープンから中1週で出場する、ファーマーズインシュアランス・オープンが日本時間27日未明、カリフォルニア州のトーリーパインズGCで開幕。松山は第1、2ラウンドをホアキン・ニーマン（チリ）、ジェイソン・デイ（オーストラリア）と同組で回る。第1ラウンドは日本時間27日午前2時20分に、1番ホールからスタートする。

前週は休養に充てたが、全選手を通じて唯一、すでに今季2勝を挙げている松山の好調ぶりに、米ツアーも注目している。公式ページの優勝予想「パワーランキング」では、世界ランキング1位のジョン・ラーム（スペイン）に次ぐ2番手に推された。今月16日付の世界ランキングで、松山は18年6月以来のトップ10返り咲きとなったが、現在も10位を維持。昨夏の東京五輪金メダリストで現在、世界ランキング7位のザンダー・シャウフェレ（米国）を優勝予想の3番手、ディフェンディングチャンピオンのパトリック・リード（米国）を同4番手に退け、好調持続を期待されている。

ソニー・オープンでは、崔京周（韓国）に並ぶ、米男子ツアーのアジア人最多に並ぶ8勝目を挙げた。松山はこれまで、出場した米ツアーで2戦連続優勝の経験はない。今大会は初の連勝と、単独のアジア人最多優勝を目指すことになる。