笹生優花(20=ICTSI)の米ツアー2勝目はお預けとなった。首位と4打差の4位から出て6バーディー、1ボギーの67。通算12アンダーと伸ばしたが、優勝のリディア・コ(ニュージーランド)に2打及ばず3位で終えた。

前半は2番パー4で10メートルを超すロングパットを決めバーディー。6番パー3では6メートルのスタイスラインを決め2個目のバーディー。7番ではバーディーパットを打ち切れず3パットでボギーとするも、8番、9番と連続バーディー。10アンダーまで伸ばし、前半で首位と1打差まで迫った。

しかし、後半は一転チャンスにつく回数も少なく、なかなかスコアを伸ばせない中、首位との差は2差、3差と開いていった。それでも終盤の17番パー3でティーショットをピン奥1メートルにつけバーディー。最終18番でもピン手前4メートルを決め、連続バーディーで締めくくった。優勝こそならなかったが、開幕戦のヒルトングランドバケーションズ・チャンピオンズから8ラウンド連続のトップ10以内の順位をキープし、2週連続トップ10入りという安定した強さを見せた。

笹生は終了後のインタビューに「前半、長いバーディーパットもいくつか入ってくれたので、パターが今日本当に良かったと思います。(4日間は)ショット的にはいいところも、あまり良くないところあったけど、まあいいスコアで上がれてきているので、パターも本当に4日間を通して良かったと思いますし、もう少し練習して次また頑張ります」と笑顔で話した。