笹生優花(20=ICTSI)が1イーグル、1バーディー、2ボギーの71で回り、1アンダーで29位につけた。

世界ランク1位の高真栄(韓国)開幕戦優勝のリディア・コ(ニュージーランド)と同じ組で回り、5番パー5では第2打をピン手前3メートルに2オン。これを決めてイーグル。さらに8番パー5でも2オン。ピン横5メートルのイーグルパットは決まらなかったが、楽々バーディーで前半は3アンダーと上位に顔を出した。

しかし、後半に入ると12番パー4でティーショットを右ラフに入れ、第2打はボールが木に当たりグリーンを外しボギー。さらに14番パー4でもボギーをたたき後退した。ティーショットやアプローチは良かったが、グリーン上でのパターが打ち切れずショートする場面が多く、感覚をつかみ切れていない様子だった。

それでも、パー5での2オンなど見せ場をつくり、18番が終わると、世界ランク1位の高に背中をたたかれ楽しそうに談笑するなど、今季から本格参戦のメジャーにもすっかり慣れた様子だった。3週間前のドライブオン選手権では、昨年6月の全米女子オープン以来初めて予選落ちを経験。そこから故郷フィリピンに帰ってリフレッシュし、この大会に備えてきた。

プレー終了後、笹生は「いいところもあったし、悪いところもあった1日だった。パターがもう少し入ってくれたら。明日は今日よりいいゴルフができるように頑張ります」と話した。