3位から出た植竹希望(23=サーフビバレッジ)が、5つ伸ばして首位に立ち、ツアー初優勝に王手をかけた。6バーディー、1ボギーの67で回り、通算10アンダー、134。畑岡奈紗や渋野日向子らと同じ、98年度生まれの「黄金世代」では、19年8月に浅井咲希が9人目となるツアー優勝して以降、新たな優勝者が現れていない。同世代10人目の優勝も王手をかけた。

足のサイズは、現役日本人女子選手では最大クラスの27センチにも達する。大きな足で、地面に根を張るように安定感のあるショットを放つ。ともにパー4の第2打を11番は1メートル、12番はベタピンにつけて伸ばし「90点ぐらいのゴルフ」と胸を張った。昨年は3戦連続優勝争いなど、あと1歩で優勝できなかった。「緊張はすると思うので、うまく集中力が途切れない方向にできたら」と、昨年の経験を生かして頂点を目指す。