開幕戦優勝の西郷真央(20=島津製作所)が逆転でツアー2勝目を挙げた。第2日が荒天で中止され、36ホールの短縮競技で迎えた最終日、首位と2打差3位から出て、5バーディー、1ボギーの68をマーク。通算9アンダーまでスコアを伸ばした。

西郷は優勝インタビューで「最終組の1つ前で回って、まさか優勝できるとは思わなかった。後半途中から優勝を意識して、普段は緊張しないのに、緊張してしまい、ギャラリーさんの声援が力になりました」と話した。

1打差2位に西郷と同学年で同組で回った山下美夢有。2打差3位は鈴木愛、ペ・ソンウ。稲見萌寧は16位だった。

◆開幕4戦2勝 88年ツアー制施行後では、20-21年に西郷と同じ新世紀世代の笹生優花らが記録した「3戦2勝」に次ぐハイペース。他に3戦2勝は90年高須愛子、93年城戸富貴、03年李知姫。なお不動裕理が東日本大震災で2~5戦が中止(競技不成立1試合を含む)された11年に開催4戦2勝している。