国内男子ツアー今季第4戦の中日クラウンズが28日、愛知・名古屋GC和合C(6557ヤード、パー70)で開幕する。前週のISPSハンダ欧州・日本トーナメントでツアー初優勝を飾った桂川有人(23=国際スポーツ振興協会)は27日、プロアマ戦に参加。新日本プロレス内藤哲也からのメッセージに大喜びだった。

優勝で内藤のポーズを決めたことを知った内藤が、日刊スポーツを通じて「アミーゴ!」とメッセージを贈ったことを、ネットでチェックし、知ったという。

メッセージ内の「なんであんな恥ずかしそうにポーズしてたんですか?」という“愛のダメだし”には、必死の弁明を展開した。

「いや~内藤選手らしいというか…。ゴルフとプロレスの違いもありますし“まだまだ若手の僕が(ポーズを)やっていいのか”ということと“内藤選手の(ポーズ)をやっていいのか”というのあったんです。だから、軽めにやったのが、恥ずかしがって見えちゃったんだと思います」。

桂川は愛知県清須市で生まれた。ご当地大会で2週連続優勝に挑む。「そうなれば、自分もうれしいし、地元のみなさんも喜んでくださる。達成したい気持ちはあります」。開催コースの「和合」は高い戦略性が求められる。現在パーオン率が81.481%で部門別1位のショットメーカーは「確実にドライバーを握るのは4、5ホール。攻めるのか、そうじゃないのかという判断が大事。それこそ“トランキーロ(焦らない)”が必要です」という。

2週連続優勝なら当然…。「内藤さんのポーズですね。“やっていいよ”的なメッセージをいただきましたから」。キャディーバッグに「トランキーロ、あっせんなよ」のロゴ入り、内藤がデザインされたものなど3つのキーホルダーをぶら下げて、2度目は堂々とポーズを決める気満々だ。