西郷真央(20=島津製作所)が逆転で今季4勝目を飾った。1イーグル、2バーディー、ボギーなしの68で回り通算10アンダー。首痛で2戦連続欠場後の復帰戦だった。今季開幕戦でツアー初優勝。7戦ですでに4勝と圧倒的な強さを見せている。

前半はパープレーで回り、首位に4打差の6位。後半、勝負強さを見せつけた。

12番パー5でこの日初バーディー。首位に1打差の3位で迎えた15番パー4。スーパーショットが飛び出した。フェアウェー左側からの第2打はピン手前に落ちて転がり、直接カップに吸い込まれてイーグル奪取。両手を高々と上げて大喜び。キャディーに駆け寄り、ハイタッチした。首位に並んでいたテレサ・ルーと高橋彩華を抜き去り、一気に単独首位に躍り出た。

第1ラウンド(R)は2アンダーで、首位に4打差の9位。第2Rは6アンダーで、首位に2打差の単独2位に浮上した。絶好の位置で迎えた最終日だった。

地元・千葉での大会。前年は「気合を入れて空回りして」予選落ちした。単独2位につけた第2ラウンド終了後、「久々のトーナメントでこういう順位は自信にもつながる。いつも通りの自分のプレーに集中することを心掛けたい」と話していた。