今平周吾(29=ダイヤ)が5バーディー、1ボギーの66で回り、4アンダーで終了時点で首位に立った。10番からのスタートで、第3打をピン3メートルにつけバーディー発進。続く11番でも連続バーディー。「難しいホールでバーディーを取れて乗っていけた」と15番でボギーをたたいたものの、後半3つのバーディーで首位に浮上した。

中日クラウンズ終了後の3日から胃腸炎になり、7度の嘔吐(おうと)に、38度の熱も出た。コロナ感染を疑い病院に行き、大会前日の11日まで薬を飲んでいたという。体重も2、3キロ減り、今週の10日まで練習もできなかった。「体重は1キロ戻ったが、食欲はあるがおなかがゆるゆるの状態」という。

万全ではない体調の中で挑む大洗GCの難コース。自身2度目のコースで「練習も含め今日が4ラウンド目」という状況だった。「怖さはティーグラウンドから感じた。結構慎重にあまりケガしないように、チャンス来たらバーディーを取ろうと。それはうまくいった」と話した。

18年、19年と2年連続賞金王となったがコロナ期間も含め、ここ数年は調子が上がらない。世界ランキングも下がり、ここ2年ほど海外メジャーの出場試合数も減った。「去年、一昨年とあまり行けなくなってから、また行きたいという気持ちになった。そろそろ優勝争いして、海外に行くチャンスを得られる順位に戻していきたい」と決意を語った。