福岡出身のご当地プロ・三ケ島かな(25=ランテック)が66を出し、通算6アンダーとスコアを伸ばし、ホールアウト時点で首位と3打差に接近した。

イーブンパーの52位からインスタートの“裏街道”でボギーなし、6バーディーを量産した。

第1Rはパットが決まらず、パープレーだった。「もうすっごいショートばかり。最後に10メートルぐらいから1・5メートルもショートして3パットで…さすがにぶち切れました」。一夜明け、しっかり気持ちを切り替えて好スコアにつなげた。

地元感満載の大会だ。「父の友だちや、しょっちゅうお世話になっている地元の人が見に来てくださって、みんなで楽しむつもりでプレーしました」。昨季最終戦のツアー選手権リコー杯で待望の初優勝を飾ったこともあり「今年はちょっとですが、ちっちゃな子たちが増えて、うれしかったです」と喜んだ。

実家から渋滞なしなら車で約30分。中学の時から何度も回った。「もう知りすぎていて、ビビる。福岡県民は、ここでかなりやられてます」と苦笑いするコースはプライベートで回るといつも75ぐらい。この日の66は自己ベストで「まさか試合で出るとは思わなかった」という。

上位で挑む最終日。「いつも気合が入りすぎて空回りする。きちんとパットが打てたら、スコアは出ると思うので」。待望の地元Vへ。ムードが漂ってきた。

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