首位から出て今季2勝目を目指した桂川有人(23=国際スポーツ振興協会)は3バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの70と伸ばせず、優勝した今平周吾に1打及ばず2位に終わった。

前半は手堅くスコアを伸ばした。3番パー4では第2打をピン横2メートルにつけバーディー。7番パー5でも約8メートルのロングパットを決めてバーディーを奪い9アンダーで単独首位に立った。後半も着実にパーを重ねていったが、15番パー5で痛恨のダブルボギー。3打目でピンから7メートルにつけたが、そこから4パット。「優勝のプレッシャーがあった。ショットは影響なかったが、グリーン上がすごくスピード感がつかめなくて。グリーン上でやられちゃいました」と話した。

ダブルボギーの次の16番ではバーディーを奪い、逆転を許した今平に並んだが、17番でボギー。終盤は、1・5メートル、2メートルのパットを外して力尽きた。

今季は国内開幕戦の東建ホームメイトカップでプレーオフの末2位。3戦目となるISPSハンダ欧州・日本トーナメントでツアー初優勝を飾り、賞金ランキングも首位に立った。「東建での悔しさをバネに優勝して、ここで自分が崩れて負けてしまい、また新しい経験を積むことができた。次にいいことがあると信じて、またチャンスをつくって優勝したい」と出直しを宣言した。