プロ14年目の酒井千絵(44=フリー)がレギュラー、ステップ・アップを含めたプロ初優勝をかけ、最終日に臨む。66をマークして首位と2打差2位だった初日の勢いに乗り、この日は4バーディー、1ボギーの69。2日連続連続の60台で通算9アンダー、135の首位タイに浮上した。

「パットです。昨日はいいバーディーパットがたくさん入って、今日は嫌な距離のパーパットが何度も入ってくれました」。序盤3番で3パットのボギーをたたき、怪しくなったグリーン上で何度も耐えてスコアを作った。

V戦線にいるという思いは、ない。「今日なんか“この位置(2位)から予選落ちしたらどうしよう”と思ってましたから。ハーフターンの時に“さすがにもう8つもスコアは落とさないか”とホッとして」。

今年9月23日に45歳、女子プロゴルフの世界ではシニアトーナメントに出られる年になる。15年から昨年まで7年間、レギュラーツアーで獲得賞金がない。

「私、考え方が少し違うんです。ゴルフが純粋に好きで、今も趣味の延長で。だから、試合に出たいからQTにも出る。だから、シニアのQTも受けると思います」。未経験の優勝は悲願という訳でもない。「(優勝争いの)しんどさなんか、試合に出られないしんどさと比べたら、全然ないみたいなもの。明日は皆さんの迷惑にならないよう、プレーします」。

ゴルフが好きで、楽しくて。首位で迎える最終日でも、酒井のスタイルに変わりはない。