全米女子オープンで予選を通過した馬場咲希(17=日本ウェルネス高2年)は通算1アンダー、首位と7打差12位で最終日を迎える。この日は5バーディー、1ボギーの68で33位から巻き返した。

「初日は左に、昨日は右にショットが曲がって、昨日のプレー後に『まずいな』と考えて」

いつもより広くなっていたスタンスを約3分の2ほどに狭め、深く入りすぎていたトップを浅めに戻した。「まだ手振りになってしまう時はあるけど」としながら、ある程度の修正に成功し、好スコアにつなげた。

175センチの長身から繰り出す豪快なショットが持ち味だ。3月に弾道測定器トラックマンで得たデータでは「301ヤード」の数値をたたき出した。

「その時のキャリーは285ヤードぐらい」

日本ゴルフ協会の公式HPの個人プロフィルにあるドライバー平均飛距離「270ヤード」は「当たったら(行く)と思います。今は疲れて、少し体重が落ちて(当たって)260ヤードぐらいかな」と、まんざら言い過ぎでもない。

首位と7打差で迎える最終日は、目標を日本女子オープン最終予選会から出場できる「10位以内」に設定。現実的な課題クリアに全力を尽くす。