前週、4戦ぶりに予選を通過して17位の渋野日向子(23=サントリー)は、2バーディー、5ボギーの75、3オーバーで127位発進となった。現地時間の午前スタート組としては最下位。9アンダーで首位のジェニファー・カップチョ(米国)とは12打差と、伸ばし合いの展開で大きく出遅れた。

ともにパー4の1、2番で、いきなり連続ボギーをたたいた。1番は第2打をグリーン手前のバンカーに入れ、第3打で2メートルに寄せながらも、パーパットを決められなかった。2番は第3打のアプローチが、ピンを大きくオーバー。8メートルのパーパットを決められずに落とした。さらに6番パー4は、1・5メートルのパーパットを外して3つ目のボギー。3つ落として折り返した。

後半は11番パー3で、ようやく最初のバーディーを奪った。長いパットを決めて伸ばし、笑顔を見せた。だが直後の12番パー4をボギー。第3打のアプローチでミスした。15番パー3は、ティーショットをバンカーに入れて5つ目のボギー。それでも最終18番パー5をバーディーで締めた。2オンから長いイーグルパットこそ決められなかったが、1・5メートルのバーディーパットを決めた。

ホールアウト後は「ショットがかなり荒れていましたし、なかなかチャンスにつく回数もなかったので、本当に苦しい1日でした」と、淡々と話した。ショットが曲がる場面も少なくなく「少しスタンスの向きが、自分の思っている方向に向いていないのかなというので、途中で修正はしていました」と明かした。

ラウンド中には、スイングを確認するシーンが目立った。その点については「スイングも、めちゃくちゃ考えたいわけではなかったんですけど、どうしても考えざるを得ないような感じだった。マネジメントもしつつ、やってはいたんですけど、もうそれ以前の問題だった」と、コース攻略以前に、狙った位置にボールを運べない状態ことに、歯がゆさをにじませた。第2ラウンドは風が強くなると予想される午後スタートだけに「明日はもっとタフな状態だと思う。この位置だと、なかなか予選通過も厳しいラインだと思うので、しっかりといいゴルフができるように頑張りたい」と、巻き返しを誓っていた。

【スコア】米女子ツアー・マイヤーLPGAクラシック第1日の成績>>