松山英樹(30=LEXUS)は今大会の自己ベストスコアで、3年ぶり8度目の全英オープンを終えた。首位と19打差の80位で出て、7バーディー、2ボギーの67と5つ伸ばす猛チャージで、通算2アンダー、286で競技を終えた。21年マスターズに続くメジャー2勝目は来季以降にお預けとなった。

前日55位の桂川有人は5バーディー、1ダブルボギーの69で回り、通算5アンダーの283で日本勢最上位となった。

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松山がスタートから見せ場を作った。1番パー4で第2打がクリークへ。クリーク手前からの第4打を直接カップに入れるチップインパー。喜怒哀楽を出さない松山には珍しく、満面の笑みで両手を挙げて喜んだ。「スタートがいい形で波に乗れたかなと」。

流れをつかむと、3番パー4で第2打をピン手前30センチにピタリとつけて初バーディー。5番パー5で2オンから2パットで2つめのバーディー。さらに続く6番パー4で、第2打をピン手前1メートルにつけて連続バーディー。第3ラウンドで6番は痛恨のトリプルボギーをたたき流れが悪くなったが、リベンジを果たした。

後半最初の10番パー4で、第2打をピン右2・5メートルにつけバーディー。13番パー4でボギーも、14番パー5でピン奥10メートルに2オン。楽々バーディーとバウンスバックに成功。17番パー4も3パットでボギーも、3日間バーディーをとり続けている最終18番パー4ではピン手前に1オン。第2打をピン奥50センチに寄せてバーディー締めした。2度のバウンスバックを含め、着実にスコアを伸ばした。

ダブルボギー、トリプルボギーと乱調気味だった第3ラウンドとは一転。ショット、パットがかみ合った場面が増えた。「3パットを3回しているので、なかなか思うようなプレーができていない」と手応えを感じていないが「アンダーパーで終われて良かった」。ホッとした表情を見せた。

今季メジャーは最終戦。「今年は(4位の)全米オープン以外はあまり良くなかったが、来年以降は4つとも上位で戦えるようにしたい」と意気込んだ。【近藤由美子】