岩井千怜(20=Honda)が、ホールアウト時点で首位に立った。6バーディー、ボギーなしの66。ラウンド中の石井理緒と並ぶ6アンダーとした。プロ2年目の今季は、6月のリシャール・ミル・ヨネックス・レディースで2位。前戦までの最近3戦は11、10、9位と、上位をキープしていた。

前半は2番パー5で、6メートルのパットを沈めてバーディーを先行させた。その後もショットが好調で、次々とチャンスにつけ、4つ伸ばして折り返した。後半も16番パー5で第3打を1メートル足らずにつけてバーディーを奪うなど、2つ伸ばして最後までボギーなしで回りきった。

ホールアウト後は「グリーンが止まるので、ピンまでの距離をしっかりと打てたのがよかった。あまり考えすぎず(キャディーに)距離を聞いたら、その距離を打つことだけを考えた」と、好スコアを振り返った。「(今大会が例年)伸ばし合いになるので、1日4つは取りたい」と、攻めの姿勢を崩さずに、ツアー初優勝を目指すことを誓った。