初出場の馬場咲希(17=日本ウェルネス高2年)が、21歳のモネ・チャン(カナダ)に11アンド9の大差で勝利し、1985年の服部道子以来37年ぶり2人目の日本勢優勝を果たした。

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馬場の日野一中陸上競技部時代の恩師で外部コーチを務める谷真美さん(60)も「陸上部で目標をしっかり設定して挑戦する心は、ゴルフにも生きているのかもしれません。手足が長くて美人で芯のしっかりした子でした」と懐かしんだ。

当時からゴルフが主だったが、陸上部では100メートルなど短距離で活躍。「技術よりも精神面の強さや、向上心。やる気の部分の大切さを学んでくれたかなと思う。どうやって目標に向けて自分を高めるか」。リレーメンバーに選出されることはなくても、自身が設定したタイムをクリアするために、いま何をすべきか-。視野を広げたのが陸上の時間だった。

「私もいまだにマスターズのハーフマラソンや10キロで日本記録に挑戦しています。馬場さんの世界での活躍は本当に感激ですし、次の目標設定をクリアしていってほしい」とエールを送った。