初出場の馬場咲希(17=日本ウェルネス高2年)が、21歳のモネ・チャン(カナダ)に11アンド9の大差で勝利し、1985年の服部道子以来37年ぶり2人目の日本勢優勝を果たした。

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ニューヒロインの気になる今後は?

今後、馬場は主催者推薦でのプロツアー出場機会が増えることが予想される。これまで国内ツアーは2試合に出場。いずれも今季で最高成績は5月ブリヂストン・レディースの28位。2試合とも予選通過と、プロの中でも実力が通用することは証明済み。さらに全米女子アマ優勝となれば、米ツアーへの推薦出場の可能性も出てくる。この日の会見では「アメリカに行きたい。(米)ツアーに出たい。大学にも行きたい気持ちもあるけど、それはまだ分からない」と、海外志向を隠さなかった。

同時に、18歳を迎える学年から受験可能な国内ツアーのプロテストは「来年受ける予定」とも話した。この日、日本ゴルフ協会が世界女子アマチュアチーム選手権(24~27日、フランス)の日本代表入りを発表。次戦も海外となる見込み。当面はアマチュアとして活動しながら、出場資格を持つメジャーに出場しつつ、推薦で国内外のツアーにも出場する流れか。

将来的な米ツアー参戦を見据え、アマチュアのうちに国内外のツアーで経験を積む、男子でアマチュア世界ランキング1位の中島啓太(日体大)と同様に、活動することが予想される。