昨年の賞金女王・稲見萌寧（23＝Rakuten）が2打差を逆転し、大会2連覇を果たした。今季2勝目、通算12勝目。6月のリシャール・ミル・ヨネックス・レディース以来の優勝となった。2打差の2位で出て、3バーディー、1ボギーの70で回り、通算9アンダー、279。プロ100試合目の節目を飾った。
「難関コースでディフェンディング（チャンピオン）で、100回目という記念がかかった試合で勝ててすごくうれしい。連覇は初めて。そこがめちゃくちゃうれしくて。少し自信になった」と笑顔を見せた。
優勝の要因について「ショットが大分いい時にちょっとずつ戻ってきている。パターが結構嫌なものも、いいものも決まってくれていたので、流れを作れた」と分析した。
最後は山下との一騎打ちだった。「緊張感はもちろんあるが、その中でも耐えながら楽しくできたかな」と振り返った。屈指の難関コースで、最も難しいと言われる名物ホールの16番パー4。山下はボギーとしたが、稲見はパー。一歩抜け出して逃げ切った。
今後に向けて「2勝目を挙げられて良かったのと、これからも先もどんどん勝ち続けられるようにレベルアップしていきたい」と意気込んだ。
